日本のパソコンメーカーの凋落が止まらない。
確かにLavieもFMVも全く魅力のないパソコンだ。
 

富士通のパソコン事業部がレノボと合併。
10年前にIBMのPC部門も買っているから、日本のパソコンはほとんどレノボになっている。

富士通、パソコン事業をレノボ傘下に 

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遡って、今年初めには東芝がパソコン生産から全面撤退したばかりだ。
SONYもVAIO事業部を売却して久しい。
 

このように、軒並み日本企業はパソコン生産を手放し続けている。
今、世界から日本の作るパソコンが消えつつある。

理由は、海外メーカーの一台3〜7万円程度のジャンキーな激安パソコンばかりが売れてしまい、
日本製の10万円〜20万円級の高額パソコンは売れなくなってきているからだ。

しかし、そんな激安パソコンがちゃんと動くわけではなく、一応、ネット閲覧やメールくらいなら使えなくもないという程度である。

にもかかわらず売れ続けているのは、ユーザーが値段だけでパソコンを買っているからだ。
日本メーカーがどれだけ工夫しても見られているのは値段だけだ。
 

その価値観で買っている限り、快適なパソコン生活は訪れないし、数ヶ月で使わなくなるのが関の山だ。
 

僕はこれまでに、4万円台で購入してすぐに使わなくなったパソコンを何台も見てきた。

僕が行くとみんなパソコンを押し入れの奥から引っ張り出してくるのだから、無意味な出費だという意外に言葉はない。


日本企業のPC部門:売却の歴史

2005年 IBM PC事業、Lenovoへの売却

2011年 NEC 外資系企業の中国レノボとパソコン事業で提携

2014年 VAIO PC事業売却

2016年 富士通 パソコン事業部がレノボとの合弁会社に移行